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天然香料と合成香料

2016/09/18

香料はその由来によって、天然香料と合成香料にわかれます。
レモンやバナナなどの香料と聞くと、天然香料を使用していると思う人もいますが、現実が合成香料の場合が多いです。
実際国内で使用される合成香料と天然香料の割合を見てみましょう(以下は平成26年のデータです)。

国内生産 輸入 輸出
天然香料 580トン 8790トン 213トン
合成香料 9,885トン 173,051トン 27,861トン

(参考:日本香料工業会 の香料統計)

天然香料のほとんどは輸入に頼っています。
合成香料の大部分も、国内の生産よりも輸入が圧倒的に多いです。

食品と香料

食品に使用する香料は、食品がより美味しくなるのを目的として配合します。
そのため、香料の味付けは 食品の味をできる限り再現したものが多いです。

香料を使用する時の注意点は、鼻で嗅いだ香りと食品に使用し口から鼻へ移る香りは質が異なることです。
実際食品に添加して味を確認する事が大切です。

合成香料とは?

合成香料は、3種類あります。

①単離香料
②半合成香料
③合成香料

です。
合成香料といっても、天産物をベースとして作る合成香料が多いです。
合成香料=石油などから出来るというわけではありません。

①単離香料

天然香料から分離した単一の成分です。
ハッカからとったメントールなどが代表です。

②半合成香料

天然素材を原料にして合成した香料です。
クローブから単離したオイゲノールから作ったバニリンが代表です。

③合成香料

化学的に合成した香料です。
エチレン、アセチレン、ベンゼン、イソプレンなどの原料から数段階の化学反応を行って合成されます。

天然香料とは?

天然香料には、動物起源のものと植物起源の2種類あります。

植物性香料

植物原料は、花、蕾、葉、枝、樹幹、樹皮、果実、種子、果皮、根茎、樹脂などのから採取されます。
精油(オレンジ油など)、オレオレジン等があります。

精油は、飲料やオーラルケア系の製品で利用されたりします。

動物性香料

動物性香料は 4 種類(アンバーグリス、カストリウム、シベット、ムスク)しかありません。
香水の原料です。

参考
トコトンやさしいにおいとかおりの本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)

-風味, 香り
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